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Pythonについて
本記事ではPythonの特徴・使い方について実例を交えながら優しく詳しく解説します。
そもそもPythonとは?
まずPythonとはオブジェクト指向で作られたインタプリタ型の高級プログラミング言語です!
このままだとほとんどの人はわからないと思いますので一つずつ掘り下げながら説明します。
まずオブジェクト指向というのはプログラミングするときに考えるPythonにしてほしいことを、オブジェクトという単位でまとめることで必要に応じてデータを取り出したり処理しやすいようになっている考え方のことです。
次にインタプリタ型についてですが、その前にプログラミングしたものがどうやって動いているのか知る必要があります。
まず、プログラミングに人間がプログラミング言語を用いてしてほしいことを書いたコードを作る必要があります。
そしてコードをプログラミング言語であればインタプリタといわれる部分が機械が処理できるように機械語(1と0のみの言語)に翻訳します。
そして、翻訳された機械語をCPUに渡すことで処理を実行することができます。
その翻訳の際にインタプリタ型では1行ごとにプログラミング言語から機械語に翻訳し、CPUに渡して実行します。
インタプリタ型の対義語はコード全体を一度に変換することで処理速度を上げているコンパイラ型です。
インタプリタ型は1行ごとに機械語に翻訳するため実行にすこし時間がかかりますがコンパイラ型であれば実行する前にエラーが起きてしまうようなコードでもエラー部分までは実行してくれる為コードを書きやすいというメリットがあります。
高級プログラミング言語というのは抽象的な指示でも動かせるような言語という意味なのですが、簡単に言うと短いコードで実行できる!と思っていただいて結構です。
Pythonは2008年から存在するプログラミング言語で長く愛されているプログラミング言語です。
なのでもしわからないところがあったとしてもネットや書籍に情報が多いです!
なのでプログラミング言語初学者の方にもおすすめのプログラミング言語です。
Pythonの使い方
Pythonは非常に簡単にコードを書くことができる言語ですが、インタプリタ型という都合上、処理速度が少し遅いというデメリットも持っています。
個人的に生活を便利にする為にプログラミングする際には処理速度は気にならないのですが、人工知能や大規模システムの開発等の大量のデータ処理が必要な場合は別の言語を選択するか、 処理速度の早いスーパーコンピュータを仕様を検討する必要があるでしょう。
一般にPythonには、
- 豊富なライブラリ(オブジェクトをまとめたもの)から人工知能の開発
- FlaskやDjangoといったフレームワーク(プログラミング言語をさらに使いやすくしたもの)を用いたWEBページ作成
- 簡単な業務効率化のソフト作成
が向いているとされています。
Pythonを使用するメリット
つぎにPythonのメリットを紹介します。
ここではプログラミング言語を使用するメリットではなくプログラミング言語の中でPythonを使用するメリットについて紹介します。
まず、インタプリタ型であることです。インタプリタ型はコードを書きやすく、処理速度が遅いと説明しましたが、さらにインタプリタ型には特徴があります。
それは先人が作り出したコードを自分のコードに手軽に輸入できるという点です。
これはライブラリといってこれがしたいと思ったときに比較的長いコードの場合ほぼ必ずと言って良いほどはじめに記載されている
import [ライブラリ名]
という部分のことです。
Pythonに標準ではいっているものもありますが、基本的にはコマンドプロンプトから
pip3 install [ライブラリ名]
としてインターネットから自分のパソコンにダウンロードする必要があります。
ライブラリで有名な物では、数値計算などで使用する「Numpy」、グラフの描画で用いる「Matplotlib」、スクレイピングで使用する「Selenium」「BeautifulSoup」などが存在します。
Pythonで実際にコードを書いてみよう!
仕上げに総復習として例を用いてPythonの使用例を紹介します。
まず四則演算やその他の計算のコードです。
足し算は「+」、引き算は「-」、掛け算は「*」、割り算は「/」で表します。
割り算の商は「//」、割り算のあまりは「%」、べき乗は「**」で表すことができます。
それではコードに書いてみます!
慣例として「$」は入力、「>>」は出力を表しています。
まず四則演算についてです。
$1+1
>>2
$2-1
>>1
$2*3
>>6
$3/2
>>1.5
その他の計算はこのようにします。
$5//2
>>2
$5%2
>>1
$2**3
>>8
余談ですが足し算を使って文字をくっつけることもできます。
$"Python" + "勉強中"
>>"Python勉強中"
コンソールで実行した場合は四則演算はこのように出力されるはずです
もしもコンソール以外でこのコードを動かそうとした場合、このままコードを実行しても実行はされているが、表示されないかもしれません。
その場合は「print」を用いて「( )」で文章を囲いましょう
コードはこのようになります。
$print(1+1)
>>2
次にPythonができるようになればこんなこともできることの紹介で私の作成したコードを一つ紹介します。
from tkinter import *#GUI(Graphical User Interface)表示用ライブラリ
import re#正規表現を使用できるライブラリ
def count_text(event):
s = main_text.get(1.0,END)
s_ = len(s)
t = main_text.get(1.0,END).replace(' ', '').replace('\n', '').replace('\t', '')
t_ = len(t)
info_label.config(text=f'{s_}文字(空白抜きの場合:{t_})')
root = Tk()
root.title("text counyter")#アプリ名
main_text = Text(root)
main_text.bind("<Key>",count_text)
main_text.pack()
info_label = Label(root)
info_label.pack()
root.mainloop()
これは入力した文字の文字数をカウントしてくれるコードなのですが、今はおそらくPython初心者の方にはこのコードの内容をすべて理解することは難しいかもしれません。
しかしPythonを3ヶ月も勉強すればPythonは読みやすい言語ですのできっと理解できるようになっているはずです!
このコードの詳細な説明はPythonでGUIを使用する方法で紹介しているので是非こちらもどうぞ!
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