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この記事ではプログラミング言語のRubyをDockerを用いて環境設定する方法を解説します。
Windows 10 Home(OS ビルド19044.1766)で環境設定を行いますが、Macの方でも環境設定ができるように解説していきます!
Rubyの特徴や使い方についてもこまかく解説しているのでこちらの記事もどうぞ!
Dockerを用いたRubyの環境設定
Dockerとはコンテナ技術というWEB上に新しく実行環境を作ることで、その中でアプリケーションを動かしチームで開発を行ったり、軽量化することを可能にしたプラットフォームです。
ここではDockerを用いてRubyを動かすことが出来る環境設定の方法について解説します。
Windowsの場合
Windowsの場合バージョンによって導入方法が変わります。
- Windows 10の場合
まずWSL2をインストールします。
WSLとはWindows Subsystem for Linuxの略でLinuxのコマンドをWindows上で使えるようにしたものです。
コマンドプロンプトを開き以下のコードを入力します。
wsl --install
するとLinuxをWindows上で動かすのに必要なものがインストールされます。
(もしも出来なかった場合は、設定のコントロール パネル/プログラム/プログラムの機能/Windowsの機能の有効化または無効化からLinux用 Windows サブシステムにチェックを入れて再度実行してみてください)
インストールができたらユーザー情報の設定が必要ですのでUbuntuを開いてユーザーIDとパスワードを設定します。
(パスワードは表示されないようになっていますが入力は出来ているので安心してください)
次にDockerをインストールします。
内容はWindows 7,8の場合と同じですのでWindows 7,8の場合を参照してください。
- Windows 7,8の場合
まずDocker Toolboxをインストールします。
Dockerの公式ドキュメントはこちらです。
↑のDocker Toolboxをクリックするとサイトに遷移します。
Windowsですのでページの下の方に記載されているAlso available for Windows and LinuxのWindowsをクリックします。
するとDocker Desktop Installer.exeがインストールできます。
インストールが完了したらファイルをクリックして実行するとダウンロードがはじまります。
次にショートカットを作成するか?と聞かれるのでファイルの場所を把握できていない人はチェックを付けたままOKを選びましょう。
すると解凍が始まります。
Installation succeededと表示がされたらインストールは完了です。
一度再起動が必要なのでClose and log outをクリックし、PCを再起動します。
Docker Desktopを開きます。
開いた際にOur Service Agreement has Changedと表示された場合は利用規約の承認を求められているのでI accept the termsにチェックを入れ、Acceptをクリックしましょう。
次にGet started with Docker in a few easy steps! と表示されます。
これはチュートリアルです。必要なければスキップしていただいて構いません。
ここではスキップしたものとしてDockerにRubyを入れて動作確認を行います。
「Macの場合」の下にある「Rubyの動作確認」に進んでください。
Macの場合
まずDocker Toolboxをインストールします。
Dockerの公式ドキュメントはこちらです。
↑のDocker Toolboxをクリックするとサイトに遷移します。
Macですのでページの中央に記載されている自分のチップの方を選択します。
自分のMacのチップがわからない場合
まずMacのチップにはMac with Intel ChipとMac with Apple Chipがあります。
歴史から話すとApple製品には今まではIntel製のCPUのプロセッサを使用していましたが、2020年にApple製のCPUのプロセッサにい切り替えると発表しました。
このIntel製のCPUのプロセッサとApple製のCPUのプロセッサの違いがMacチップの違いです。
つまり2020年以前のApple製品ではMac with Intel Chipであり、2020年以降であればMac with Apple Chipということになります。
Mac with Apple Chipは別名M1チップともいいます。
画面上で確認する方法はAppleメニューのこのMacについての概要から確認することができます。
チップにM1チップと記載されていればMac with Apple Chipです。
Intelチップの場合システム要件は以下の通りです。
- OSのバージョンは10.15以降
- RAM(メモリ)4GB以上
- Virtual Box バージョン4.3.30以前をインストールしていないこと
Docker.dmgがダウンロードできたらコマンドラインに以下のコードを入力します。
$sudo hdiutil attach Docker.dmg
$sudo /Volumes/Docker/Docker.app/Contents/MacOS/install
$sudo hdiutil detach /Volumes/Docker
次にDocker.appを開きます。
開くとDocker Subscription Service Termsと英語で表示されますが利用規約の確認ですので心配せずI accept the termsにチェックを入れ、Acceptをクリックしましょう。
次にGet started with Docker in a few easy steps! と表示されます。
これはチュートリアルです。必要なければスキップしていただいて構いません。
ここではスキップしたものとしてDockerにRubyを入れて動作確認を行います。
Rubyの動作確認
これでDockerの環境構築ができました。
次にDockerでRubyを使用する方法について解説します。
DockerでRubyを使用するためにはRubyイメージを取得します。
以下のコマンドを入力してください。
docker pull ruby:3.0.2
これでRubyのイメージを取得できました。
次にコンテナを作成します。
docker run -it --name docker_test_ruby ruby:3.0.2 /bin/bash
Ruby環境ができているかを確認します。
irb
p "hello world"
hello worldと出力されれば環境構築ができています!
また、作業ディレクトリにあるRubyファイルを実行するためには以下の様にすることで実行することができます。
ruby [Rubyファイル名]
これでDockerでのRuby環境の構築ができました!
まとめ
今回はDockerを用いてRuby環境を構築しました。
Dockerを使用するメリットは、コンテナ技術により軽量化、チーム開発が可能な点です!
Rubyの基本文法についても紹介しています。是非こちらもどうぞ!
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